攻×攻
逆転して。
「お前は、あんのか?」
「抱かれたこと?あるよ。一回だけ。」
苦しくて死ぬかと思ったなぁ、と明るく笑う。
「じゃあ、その思い出を、塗り替えてやるよ。」
やっぱり浩武は優しいなぁ、と思う。
彼からのキスを受けながら。
気づいたのだろう、声に翳りがあったのを。
「っぁ・・・」
ネコでもない自分の喘ぎ声ほどキモいものはないね。
彼はしつこく胸の突起に愛撫を繰り返している。
強請る度に彼は荒々しくキスをくれる。
彼の指が体内に入ってくる。
嘘だ、身体が震えるほど気持ちいいなんて。
今まで感じたことのない身体の変化に様々な感情が入り混じり、浩武にしがみつく。
彼は小さくいてぇよ、と少し笑いながら呟き、片手で僕の背中に手を回す。
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