雅臣と輝紀
一周年記念小話
※メタ発言注意※
雅:この度、『螺頭邊裏依』が一周年を迎えるということで、俺からも感謝の言葉を述べさせていただこうと思います!
輝:……おい。誰に向かって喋っているんだ?
雅:誰って、この小説読んでくれてる人たち。
輝:アホか?
雅:アホとはなんだよ! これもれっきとした礼儀というもんでしょうが。ほら、輝くんも皆さんにお礼言って。
輝:輝くん言うな!
雅:ぐはっ!(輝紀の右フックがもろ腹に入り、その場にうずくまる)
輝:ふん。…………。一応、俺も読んでくださっている皆さんにお礼を言います。このサイトと管理人に今までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。このサ──。
雅:このサイトは俺たちの愛の力でまだまだ続いていきますので、これからもよろしくお願いします!
輝:(横槍を入れてきた雅臣に対し、盛大にため息をつく)『愛の力』って何だよ……。つか、回復早いな。
雅:これぞ愛の力!
輝:意味分からないぞ……?
雅:んっんっんー。そんなことより輝紀。さっきの挨拶可愛かったよ。俺にアホとか言っておきながらもちゃーんとお礼を言うなんて、輝紀はなんて礼儀正しいんだろうね。大好きだよ。
輝:さーて、これから掃除でもするか。(雅臣のことをキレイにシカトして、部屋から出ようと立ち上がる)
雅:おーい、シカト? 俺の愛の告白ちゃんと聞いてた?
輝:天気がいいから布団でも干すかな? それとも、キッチンの掃除をしようか……。
雅:……いいよ、別にシカトしてくれても。(輝紀を見上げながら不貞腐れる雅臣)
輝:やっぱり布団を干そう。シーツも全部洗濯して……。
雅:あーあ、普段の輝紀はなんでこんなに俺に冷たいんだろう? 本当の輝紀は素直でかーわいいのにー。それにあの時の輝紀は最高だよなー。俺の睦言を耳まで真っ赤にして恥じらいながら聞いてくれている姿なんて──。
輝:布団の代わりに、お前を干してやろうか……?(雅臣の発言に頬をひきつらせながら、布団を干すための洗濯ばさみを構える)
雅:……すみませんでした!
輝:お前って、学習能力ないのかよ?
雅:ちゃんとあるよー。
輝:なら、発言には注意しやがれ。
雅:だって、輝くんの気を引くにはこれが一番いい方法だし?
輝:だから輝くんは!
雅:わーかってるって。(殴ってこようとする輝紀の手を掴み、ぐいっと引き寄せる)
輝:お、おい!
雅:輝紀のことは何でも知ってる。大好きだからね……。
輝:…………バカ。
そう言いながらも、顔を近づけてくる雅臣を見て、輝紀はゆっくりと瞼を閉じた。
【END】
…一周年感謝!!!!
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