雅臣と輝紀

PCサイト開設記念小話

※メタ発言多数※


雅:新サイト設立! だよ、輝紀!!

輝:……へー。

雅:記念すべき初回の更新が俺たちでよかったね、輝紀!!

輝:……そうだな。

雅:最近オレたちの出番が少なくて寂しかったけど、これでようやくオレたちの時代が帰ってきたってことだよね!? これからどんどんもっとオレたちのラブラブぶりを見せつけられるね!

輝:……それはよかった。

雅:…………ねえ輝紀、どうしてそんなにテンション低いの? もっと喜ぼうよ! オレなんて両手を上げて歓喜の声を上げてるっていうのに、そんなオレを目の前にしても、そこまで冷めていられるなんて輝紀、おかしいんじゃないの!?

輝:あのさ、別にそこまでして喜ぶことじゃねえだろう。ただ単に【パソコンサイトも作ってみました】ってだけだろうが。内容なんて今までと特に変わんねえのに、お前がそこまで喜ぶ理由が分からん。俺は、『それがどうした』程度にしか感じてない。

雅:……まあ、そう言われちゃうとそうだよねって感じもしなくもないんだけど、それはそれ。気持ちが問題ってことで。

輝:気持ち? 心機一転変態を廃業でもするのか?

雅:そう、オレは生まれ変わるんだ! ――って違う!! だから、オレは変態なんかじゃないってば! そんなにオレを変態扱いして楽しいの!?

輝:楽しいな。

雅:本音が出たね輝紀!!

輝:……両手を上げながら泣くな、見るに耐えない形になってるぞ。……まあ、新サイト設立にあたり、変更点もあるみたいだし、俺はその部分だけ、『ああ、新しくなったんだな』とは感じる。

雅:オレが泣いてるのに、慰めてくれようともしないの!? 輝紀のせいなのに!?

輝:変更点ってのは、俺たちの動作の描写が入らなくなったのと、お前の一人称の表記変更だな。あとは、口調の整理。……これは、前からちゃんとしておけよって感じだが。

雅:オレのこと無視して、淡々と進めるの止めて! 本気で泣きたくなるから!

輝:……泣きたければ泣けばいいんじゃねえの? そんなこと、俺の知ったこっちゃねえよ。で、お前の一人称が、【俺】から【オレ】に変わったわけだな。
  (本当、雅臣は馬鹿だな。お前が本気で泣いたら俺が放って置くわけねえだろうに。……っていう、内心の気持ちの描写は健在しているっと。変更点は以上か?)

雅:ね、ねえ、今の沈黙何!? またオレの悪口とか考えてたの!? どうして輝紀はそういうこと考えるの!? オレのこと好きじゃないの!? 愛してないの!?

輝:喚くなうざい。

雅:【うるさい】じゃなくて【うざい】!? ひ、酷い!!

輝:(……なんで今日はこんなに喚くんだこいつは? あー。ちょっと涙目になってるし。つか、いい加減手を下ろしてもいいと思うんだが)
  ……ったく、お前はどうしてそうなんだ。
雅:オレはなんなのさ!

輝:被害妄想がいきすぎてるってんだよ。俺がお前のこと好きじゃないって? お前みたいに、変態で馬鹿でうるさくてうっとうしくて変態な奴、好きじゃなきゃ一緒にいるわけねえだろうが。んで、手を下ろせ。いつまでもマヌケな格好でいるんじゃねえよ。

雅:輝紀……。好きって言ってくれて嬉しいんだけど、変態って二回も言われて、マヌケって言われたのは悲しい……。

輝:お前が変態でもマヌケでも変態でも許してやるって意味だ。気にするな。

雅:それは、大いに気にする! ていうか、オレより輝紀の方が変態だ!

輝:……そうか。お前は、お前より俺の方が変態だと思っているわけか。そうかそうか。よーく分かった。

雅:て、輝紀……? 目、怖い……。

輝:今回はそういった内容の回じゃねえから、俺の変態具合が発揮できなくて非常に残念だが……次は、覚悟しておけよ、雅臣……。

雅:ひっ……!! っていうか、なんかデジャブ!?

輝:俺たちの過去の話は《Past novel》から携帯サイトに飛んで見ることができます。もし、興味がおありの方は、そちらの方もぜひ読んで見てください。携帯サイトで見るのはちょっとという方は、管理人まで連絡を下されば、こちらの方に移動をしたいと思います。

雅:輝紀が業務連絡してる!?

輝:お前に言ったって真面目にやらねえだろうが。だから俺がやってるんだよ。

雅:オレだって、ちゃんとできるもん! えーと、今回のものは話というよりも説明のようなものでした。次回からは初心に帰ったつもりで話を書いていきたいと思います。ということで、次回は[雅臣、輝紀にお仕置きされる]です! …………って、ええー!?

輝:というわけで、次回は俺がお前に好き勝手お仕置きと称して日頃の鬱憤を晴らすことができるってわけだな?

雅:ち、違う!

輝:安心しろ、痛いことはしねえから。……とことん気持ちよくさせて、泣いて喜ばせてやるから……。

雅:だから! 目が怖いんだって!! 輝紀はそういうキャラじゃないでしょうが!!

輝:優しくするから安心しろ。

雅:だからキャラ!

輝:……キャラがどうしたとかは置いておいて、せっかく新しくなったんだから、【雅臣と輝紀】じゃなくて【輝紀と雅臣】っていうのはどうだろう。

雅:……え、それって……。

輝:簡単に言うなら、輝紀×雅臣だな。……なんか、自分でこういう表記の説明をすんのは、なんていうか、認めてるっていうか……。いや、この形式の話の時はこういうもんだって割り切ってはいるんだが、ちょっと納得できねえっていうか……。俺自身が不憫でたまらねえっていうか……。

雅:だよね! おかしいよね!? こんなところで設定とか言っちゃったら、現実味が出ちゃうっていうか、すでに話じゃなくなっちゃうよね!? だから、今の会話は忘れて、今までのままでいいよね!? ね!?

輝:必死だなお前。そんなに俺に触られたくないのか?

雅:いや、是非とも触って欲しいけど、今の話の流れだと、ちょーっと意味合いが違ってきちゃうんじゃないかなって。……ねえ?

輝:さあ、俺は知らん。

雅:輝紀が言い出したんだから、知らないなんてことはないでしょうが! はっきり言って! オレをどうしたいのか言ってくれたら覚悟が決まるかもしれないし!

輝:……つか、本音どうでもいい。

雅:そうなのね! 分かったよ、輝紀がそこまで言うならオレも覚悟を決め――。……え? どうでも、いい……?

輝:ああ、もう疲れたからどうでもよくなった。

雅:……ホント? オレを襲ったりしない?

輝:しないしない。だいたい、お前みたいなでかい男を襲ったって面白くもねえ。
  (襲われてんのを見んのは楽しそうだが、そんなこと言ったらまたややこしくなりそうだから言わねえけど)

雅:……今、不吉なこと考えなかった?

輝:考えんのも面倒なんだから、そんなこと考えるわけねえだろうが。

雅:……あんま信じられないけど、いいよ。で、本当は次回はなんなの? あんな内容じゃないよね!?

輝:お仕置きか。別にどうでもいい。お前がしたいなら、俺は構わない。疲れない程度に頑張ってみるさ。

雅:疲れると思うなら、最初から頑張らなくていいから! 普通で行こう? 普通が最高だよ!

輝:お前の存在自体が普通じゃないのは、つっこんでいいのか?

雅:オレは普通!

輝:……あー、もうホント疲れた。新サイト開設? 設立? 記念……なのか分からないものは、以上で終了したいと思います。

雅:ええ!? こんな終わり方でいいの!?

輝:こうでもしないと終わりが見えないだろうが。それとも何か? お前はいい終わり方が思いつくって言うのか?

雅:……そう、言われると、何も思いつかないって、言うか……。

輝:なら、この終わり方で文句はないだろ? では、次回でお逢いしましょう。

雅:……こんなんでいいのかな……。

輝:いいんだよ。こういうサイトだって分かりやくすていいだろうが。

雅:なんか、釈然としない……。オレの本領が発揮されてないて言うか……。

輝:……次回、楽しみにしてるからな。

雅:ふ、不吉な笑顔!!



【END】

20130515